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まだ振り返るには早いですが
Sunpoでは無農薬は統一していますが、
・全くの無肥料
・有機肥料(安心豚の完熟堆肥)
と2つ実践しています。
 
まだ1年目、かつそれぞれの畑の条件(場所、履歴、日当り)も違うので一概には評価できませんが、とりあえず思ったところを。
 
無施肥
○根張りが強い
○作物の寿命が長い
○作物の味があっさりしている(えぐみが少ない)
●作物の初期生育が遅い
●生育が遅いためか大きくなりきらない作物あり(特に葉物)
 
有機肥料
○生育が早い(無施肥に比べて)
○作物が大きく育つ
●味に少しえぐみが出る作物がある
 
虫の食害に関しては大差なし。(両方ともかなりありました。。)
 
※条件をそろえて解析したわけではないので全て感応評価です。
※土壌解析など実施しておらず、農学の基礎知識もないのでご了承ください。
 
上の評価だけでいうと、甲乙つけがたい結果となっています。
当然、農業は食物を生産しているので味は大切なポイントですが、一概に無施肥の方が有機肥料の作物よりおいしいとも言い切れません。そしてそれなりに収量も必要です。
 
となると無施肥にするメリットは何か。
 
農家からすると、
・肥料代の削減(Sunpoの場合でいうとこれは大した額ではありません。)
・肥料散布の手間省略
といったところでしょうか。
 
消費者側からすると
・動物性堆肥への疑いがなくなる。(抗生物質やGMOの影響)
・自然な味の野菜が味わえる
広い意味では
・理想的、持続可能な自然環境の保護
などがあげられます。
 
こういった観点からもできることなら全面無施肥に切り替えたいところですが、上記の結果から育たなかったり、有機畑に助けられた部分も多々あります。
 
それに加えて、そもそも有機肥料や化成肥料などで育成されてきた種はなかなか無肥料では育てづらい部分もあるのではないかと考えています。
 
無肥料自然栽培はそもそもリンゴの木村さんが森の中の木を見て、閃いた農法だといいます。(自然農法は少し別の括りとさせてもらうと。)
 
屁理屈になるかもしれませんが、健全な森の中では広葉樹が自ら葉を落とし、また葉をつけるまでに優良な有機堆肥となり、その中で多様な生物も朽ちてまた堆肥となる。そして木々はまた育つ。(これは余談ですが林業が盛んな北欧では針葉樹だけでなく、広葉樹も混在させて生育させる林業が発達してきているそうです。)
そう考えると、その生態系を畑に取り入れるには、やはり多少なり『何か』を取り入れることも必要になってくると考えてもおかしくありません。その特効薬が有機堆肥と考えていますが、やり過ぎは逆に生態系を壊すので作物を持ち出した分ぐらいを戻す。もしくは持ち出した分は生やしておいた草の残渣で返す。ただし、明確な養分や要素、量は僕では評価しきれないのでこちらも全くの目分量となります(笑)。しかし長年、無肥料で栽培した土壌は無肥料でも微生物が多く活発化し、豊かな生態系を維持できるようになるのかもしれません。
 
そう考えると、Sunpoとしては農業を営んでいるため、緩やかに無肥料に移行していきたい、というのが今のところの考えです。
 
まだまだ、まさに新米農家ですので、素人の所感にすぎません。将来的には恥ずかしい内容かもしれませんが記録として残させていただきます。ご意見、ご指導などいただければ嬉しいです。
 
| 農園 | 09:46 | comments(0) | - | pookmark |

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